みたままつりに行きました!

この時期は、東京のお盆です。
東京出身の私は、今の時期にお墓参りをしたり迎え火で先祖を招きます。

そして、靖国神社では「みたままつり」があります。


去年行けなかったので、早速新しくなった「遊就館」に行ってきました。暑かったので、涼しい所に居たかったというのもありますが。


新しくなったおかげで、館内はとても明るく展示物も充実していました。
日本の歴史について思想的な問題など、面倒な事が多いと思いますが、こうして色々見てみるとそういう小難しい事は抜きにして見るととてもシンプルで、且つ心に響くものなのだと思います。
政治の事はよくわかりませんが、もっと身近な自分の気持ちだけで響くものを大事にする事が大切なのでは、と感じました。


沢山の「愛する人に伝えたい、愛する人の想い」が、遺品という形で並んでいる。


でも、私たちが忘れていた事が沢山あります。
自分が死ぬ時に、ここまで愛する家族に冷静に的確に文章を綴れるのだろうか。死ぬのは怖いけれど、それを見据えた上で他の人に愛を注げるのだろうか。
それを考えると、こうして怒濤の様に並んでる「遺書」はもっと別の意味が見えてくるのです。


外人観光客が沢山居る中、高齢の男性が外人さんに英語で説明をしていました。98歳のおじいちゃんが流暢な英語で、自分の友達が英霊としてここに居るので来た、自分は98歳で生きているが周りの人間は沢山戦争で死んでしまった。とか説明をしているのをそばで聞いていて、何だかとても切なくて涙が出てしまいました。

やはり、こういう事って実際に体験した人だからこそ伝わるものはストレートに響きますね。そしてそういう思いは、言語や思想など軽々と飛び越えてしまう力があるのだと、実感した経験でした。


靖国神社ホームページ
遊就館